★小布施のスパークリングの方向性
1)シャンパン製法で作り上げるスパークリングは大変手間がかかります。そのため、大量に造ることは不可能です。ですので少量で品質のよいものを少しずつ造っていくつもりです。

2)現在でもフランス各地の小さなドメイヌ(ワイン農家)は普通のワインを造る傍ら、天災に備えてストックできる少量のスパークリングやブラ ンディを造っています。ワイン作りは自然と共生しており、昨年の小布施のようにヒョウや遅シモなどあらゆる天災から自分たちを守らねばなりません。スパークリングはデゴルジュマンしなければ長い熟成に耐えられるワインです。日本のワインは天災の他、10年に1回の僅かな時期だけ必ず訪れる好況期とそれ以外の長〜い不況期があり、そんなリスクを避けお客さんに心配かけないためにもスパークリングワインの製造は必要なものと考えています。